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Re.2005は第二次世界大戦中にイタリアが開発・製造した戦闘機。愛称は“サジタリオ(Sagittario=射手の意)”。630kgまでの爆弾を積むことができ、戦闘爆撃機としても使用された。 == 概要 == 本機は大戦中にレジアーネ(Reggiane)が開発した中で実戦に参加した最後の戦闘機である。レジアーネ系の戦闘機はRe.2000ファルコで空冷エンジン、Re.2001アリエテで液冷エンジン(ドイツ製ダイムラーベンツDB601)、Re.2002アリエテⅡで再度空冷エンジンを積むなど紆余曲折が見られた。 本機はエンジンを再度液冷エンジン、それもアリエテに搭載していたDB601より300hp近くも出力が向上したDB605エンジンを積むことを主眼に於いて開発された。 Re.2005の原型機は1942年9月に初飛行し、この時はDB605を搭載していた。軍は早速レジアーネに対し750機の量産命令を下したが、生産にあたって搭載エンジンの入手難が予想された。これはDB605がドイツ国内向けの生産に追われていた為である。イタリアではフィアット社がDB605をRA1050RC58“ティフォーネ(Tifone=台風の意)”としてライセンス生産していたが、生産が軌道に乗るのに時間がかかり、本機の実戦投入はイタリア降伏2ヶ月前の1943年7月までずれ込んだ。 量産された機体はローマやナポリの防空部隊、及びシチリア島に配備され、終戦までわずかな期間しかなかったものの連合国の航空機相手に奮闘している。ただしイタリア降伏までに完成したのはわずかに48機(37機とする資料もある)と、ごく少数にとどまった。 同じエンジンを使用した戦闘機としては他にMC.205ベルトロやG.55チェンタウロがある(MC.205、G.55、Re.2005の3機種を総称して「serie5」と呼ぶ)。ベルトロは総合的な空戦性能に優れ、チェンタウロは武装と量産性に優れている。因みに本機は空戦性能は両者の中間、速度と爆弾搭載量で他の2機を引き離す、と言うことができる。 イタリア降伏時に国内に残存した機体はドイツ空軍(ルフトヴァッフェ)に接収された。またイタリア北部の工場では降伏後も生産が継続されたが、工場が爆撃を受けたため完成したのはごく少数であった。これらの機体は終戦までドイツ空軍で使用され、そのうち一部はベルリン戦にも参加し、滅びゆく帝都を背に最後の抵抗を行った。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Re.2005 (航空機)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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